スワップポイントとは?
スワップポイントとは、外国為替証拠金取引を行った際に発生する通貨間の金利差調整額の事をいいます。
外国為替証拠金取引は異なる国の通貨を交換する取引なので、この時金利も交換する事になりますが、各国の金利は異なる為、その差額を調整する必要があります。
スワップポイントは、原則、高金利の通貨を買って低金利の通貨を売る事でその差額分を受け取る事ができ、逆に高金利の通貨を売って低金利の通貨を買う事でその差額分を支払う事になります。
※必ずしも、高金利の通貨を買い、低金利の通貨を売ればスワップポイントを受け取れるわけではなく、その時々の金利水準によって、金額が変動します。
※場合によっては受取、または支払の関係が逆転する場合があります。
買 | 売 | スワップポイント |
---|---|---|
高金利通貨 | 低金利通貨 | 受け取り |
低金利通貨 | 高金利通貨 | 支払い |
スワップポイントの付与について
スワップポイントは、ポジションを保有したままニューヨーククローズをまたぐ事(=ロールオーバー)で付与されます。
また、FX(外貨ex)のスワップポイント付与タイミングは、ポジション決済時にまとめて付与するわけではなく、ニューヨーククローズをまたぐ度にFX口座(外貨ex口座)の資産合計に反映されます。
※お客さまの登録銀行口座への直接入金ではなく、当社FX口座(外貨ex口座)への入金となります。
※付与されたスワップポイント分を確認する操作についてはこちらをご参照ください。
スワップポイント付与の時間帯
日本時間午前7時過ぎ(夏時間適用時は日本時間午前6時過ぎ)
※メンテナンス終了後、順次反映が行われる為、反映までに時間が掛かる場合があります。
スワップポイント付与日数の考え方
FX(外貨ex)では、スワップポイントの付与をインターバンク市場の慣習に合わせたタイミングで行っています。
為替の取引は世界中で行われていますので、このようなお金の受け渡しは時差を考慮して2営業日後に行われています。その為、月曜日にポジションを保有した場合は、原則、2営業日後の水曜日が受渡日になります。
この2営業日後の受渡日が何日分繰り延べられたかで、日々のスワップポイント付与日数が決定されています。
但し、各国の祝日をはさんだ場合にもスワップポイントの受渡日は繰り延べられますので、各通貨毎に受渡日が異なり、それにより各通貨ペア毎のスワップポイント付与日数も異なります。
日々のスワップポイント付与日数につきましては、スワップカレンダーでご確認ください。
SP日数(スワップポイント付与日数)による付与額の具体例
取引日 | SP日数 | 買いスワップ | 売りスワップ |
---|---|---|---|
1/21(月) | 1 | 100.1 | -100.1 |
1/22(火) | 1 | 100.1 | -100.1 |
1/23(水) | 3 | 300.3 | -300.3 |
1/24(木) | 1 | 100.1 | -100.1 |
1/25(金) | 1 | 100.1 | -100.1 |
詳しい計算式はこちらをご参照ください。
スワップポイント発生の仕組み
決済をせずに月曜から火曜へポジションを持ち越した場合には、受渡日が水曜から木曜に1日分だけ繰り延べられる為、1日分のスワップ益(損)が火曜の朝(ニューヨーククローズをまたいだ後)に、お客さまの資産へ直接付与されます。
スワップポイント発生の仕組み(受渡日が土日をはさむ場合)
決済をせずに水曜から木曜へポジションを持ち越した場合には、受渡日が金曜から月曜に3日分繰り延べられる為、3日分のスワップ益(損)が木曜の朝(ニューヨーククローズをまたいだ後)に、お客さまの資産へ直接付与されます。